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子供の矯正とは

 

子どもの矯正とは、乳歯が抜けた後に生えてくる永久歯の歯並びを整えることを目的とする治療のことをいいます。
その特徴は、大人の矯正と異なり、あごの骨の成長を利用して矯正をできる点にあります。
そして、あごの骨の成長は、14歳~16歳くらいで止まってしまうのが一般的です。
この成長が止まると、あごの骨の成長を利用できないので、その分だけ時間がかかり、矯正にかかる費用等も増えることになります。
したがって、子どもの矯正は、遅くともあごの骨の成長が止まる16歳くらいまでに終わらせるべきといえます。

 

子どもの矯正装置と大人の矯正装置の違い

 

そもそも、子どもの矯正は時期によって、三段階にわけることが

できます。

まず、乳歯がそろってきた①小学校入学前の段階(第一段階)

乳歯と永久歯が混在する②小学校 1~4年生くらいの段階

(第二段階)、永久歯が生えそろう③小学校5・6年生くらいの

段階(第三段階)です。
そして、第三段階以降で使われる矯正装置は、大人が使う

矯正装置と同じ場合が多いです。
これに対して、第一段階や第二段階に使われる矯正装置は、

大人の矯正装置と異なり床矯正装置と呼ばれるものが中心

となります。
その特徴は、取り外しが可能であることや大人の矯正装置に

比べ値段が安いことです。
当歯科医院では、この床矯正装置を使った矯正を大人の矯正

とは別に扱っています。
なお、東京の日本橋りゅうデンタルクリニックにおける床矯正

装置による矯正の治療費については別ページを参照してくだ

さい。

 

マウスピースによるトレーナーシステム

 

子どもの成長発育力を利用し、夜寝ているときにマウスピースを

口にはめて歯列不正を治すトレーナーシステムがあります。

トレーナーは、子どもの歯列不正の原因となっている筋機能の

異常や、舌位置習慣の異常、口呼吸に対して、筋機能訓練、

顎位置の正常化、そして歯の整列を目的とし、

舌のポスチャー(姿勢)、口輪筋および口腔、呼吸の改善、

前歯の配列を改善するように設計されています。

 

特に、乳歯と永久歯が混在した混合歯列期における

歯の萌出誘導と筋機能の矯正に対して有効とされています。

 

トレーナーを装着する期間は、通常2~3年程度です(夜間)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもの矯正の開始時期

 

①あごの骨に大きな問題がある場合

まず、あごの骨に大きな問題があり症状が重い場合はいつから矯正治療を開始すべきでしょうか。
この点については、第三段階(小学校5・6年生くらい)では確実に遅いです
その理由は、第三段階に近づくとあごの骨の成長が勢いを弱めてしまうので、あごの骨に大きな異常があり噛み合わせが悪い場合などには、第三段階から矯正治療をしても抜歯や外科手術が必要となる場合があり、子どもに大きな負担がかかる危険があるからです。
そうだとすれば、外科手術や抜歯を回避するため、あごの骨の成長の勢いが弱くなる前の第二段階(小学校1~4年生くらい)の時点で、矯正治療を開始し、外科手術や抜歯をしなくとも正常な噛み合わせを得られるようにすべきということになります。
また、あごの骨に大きな問題がある場合、症状によっては第一段階(4、5歳)から、矯正治療が必要な場合もあります。
したがって、外科手術や抜歯をなるべく回避するという観点から、あごの骨に大きな問題があり噛み合わせや歯並びに問題がある場合の矯正治療の開始時期は、第一段階、第二段階のなるべく早い時期がよいといえます。


②あごの骨に大きな問題がない場合

この場合の子どもの矯正の開始時期について、永久歯が生えそろう第三段階(小学校5・6年生くらい)からと考えている方が多くいらっしゃいますが、これは間違っていると考えます。
確かに、あごの骨に大きな問題があるわけでなく、軽い症状に過ぎない場合には、第三段階から矯正治療を開始しても正常な歯並びや噛み合わせを得ることができます。
しかし、第一段階、第二段階の間に治療を開始することにより、第三段階の治療を不要とすることができ、子どもはよりはやく健康な噛み合わせを得ることができますし、前述した床矯正装置は値段が比較的安いので、経済的な観点からも合理的です。
ただ、第一、第二段階から治療を開始しても、症状によっては、第三段階での治療が必要な場合もあります。
そうだとしても、第三段階での矯正治療の期間を短縮することにもつながるので、子どもの歯並びや噛み合わせを第一に考えるなら、この場合も第一、第二段階の早い時期から矯正治療をはじめるのが良いと考えます。
また、実は症状が重いのに、親が歯科医師に相談せずに子どもの症状が軽いと判断し、第三段階(小学校5・6年生くらい)までに子どもの矯正治療を行えなかったという場合があります。
この場合に、子どもの歯並びや噛み合わせを改善するには、抜歯や外科手術が必要となる危険があります。
したがって、矯正治療で子どもにかかる負担を軽くするため、子どもの症状が軽いと思った時も第一、第二段階の間のなるべく早い時期に歯科医師に相談するのが良いと考えます。


③まとめ

以上から、日本橋りゅうデンタルクリニックでは、子どもの歯並びや噛み合わせが気になった場合、矯正治療をするかは別として、永久歯の生えていない小学校入学前や永久歯の生えそろっていない小学校1年~4年の間でも歯科医師に相談することをおすすめしています。

 

大人の矯正について

 

東京の日本橋りゅうデンタルクリニックでは、子どもの矯正治療だけ

でなく、大人の矯正治療も行っています。

そして、当歯科医院では大人の方であってもなるべく抜歯をせずに、

正常な歯並びと噛み合わせを得ることができるよう、矯正治療を

行っています。


また、見えない矯正により見た目の観点からも、

大人の方が矯正治療を受けやすいよう配慮しています。

日本橋りゅうデンタルクリニックは皆様のお越しをお待ちしています。

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